顎関節セミナー開催しました。


顎関節セミナー開催しました。

こんばんは!!

O-projectの玉城です。
加藤大介クリニック・文京学院大学大学院修士課程の古泉貴章先生に来て頂き、
昨日・今日の1.5日間顎関節についてのセミナーを開催させて頂きました。

古泉先生沖縄理学療法セラピーベースアップセミナー作業療法

千葉からわざわざ沖縄まで来て頂き、観光はなくセミナーだけをして頂きました。
本当にありがとうございました。

顎関節周囲についての解剖学・触診・局所的な介入方法・姿勢との関連性・連鎖的な考え方等を教えていただきました。
現在、古泉先生は歯科医との連携もされており、歯科医とのチーム医療のためには、
歯科医のことを理解する、共通言語を理解する必要があるということでした。

今回、理学療法士PT・作業療法士OT・言語聴覚士ST・柔道整復師・鍼灸師・トレーナー等多職種参加して頂きましたが、
それぞれの職種が他職種を理解し、連携していくのはどこの世界でも同じであると思います。
何ができるのかを明確し、提示し、それぞれのちからを活かして問題解決へと向かう。

古泉先生沖縄理学療法セラピーベースアップセミナー作業療法

今回の顎関節についての知識・技術を参加した先生がこれからも研鑽し、
それぞれの分野にて活かしていってほしいと思います。

肩こりや頸部疾患のセラピーにおいて顎関節の評価・治療は必須だと理解していただけたと思いますし、
顎関節の状態が全身ももたらす影響も考えないといけません。

顎関節は、呼吸・発声・摂食で使い、1日の中で動かせない日はありません。

古泉先生沖縄理学療法セラピーベースアップセミナー作業療法

理学療法士・作業療法士・セラピストとして、頸部疾患や肩関節疾患の方を診る時には、
シンプルに解剖学的にも関連していますし、
バランサーとしての顎関節の役割を考えるとどこの疾患にも関係します。

脳神経を含め目との関連性もあり、
自律神経系との関係性も考慮する必要があります。

日本では歯科医との連携はまだまだ実現していないですが、
ヨーロッパでは咬合(噛み合わせ)への介入において理学療法士が介入するのがスタンダードであり、
顎関節症に対し、顎関節のみでの介入では不十分であり、
全身から診る必要があります。

咬合専門の歯科医との連携は今後理学療法士やセラピストの一つの分野になるかと思います。

古泉先生沖縄理学療法セラピーベースアップセミナー作業療法

今回参加して頂いた言語聴覚士の方は、
嚥下やコミュニケーションにおいて活かして現場に活用していただけたらと思います。

現在セラピストの学校において、
4年もしくは3年の教育課程の中で顎関節についての授業はほぼないと思われます。

古泉先生がこれから顎関節の研究を進めて頂き、
顎関節の重要性が認知され、
日本でも顎関節についての教育がO-projectのような団体からではなく、
学生レベルから根付いていってくれたらと思います。

古泉先生沖縄理学療法セラピーベースアップセミナー作業療法

今回参加された先生方、ぜひ周りの方に今回のことを伝えて、
沖縄での顎関節の評価・治療のスタンダードをあげていきましょう!!

これからもO-projectは沖縄県のセラピストを中心にレベルアップしてもらえるような企画を続けていきますので、
よろしくお願い致します。

改めまして古泉先生沖縄まで来て頂き、
ありがとうございました!!

古泉先生沖縄理学療法セラピーベースアップセミナー作業療法