第15回栄養セミナーレポート
<2019年12月17日 テーマ:沖縄県肥満民でいいのか?食の今と昔>
今回は、”肥満県”沖縄をテーマにした話題。
沖縄と聞くと、最近は不健康のイメージが強くなってしまいました。
数々の全国ワースト記録が並ぶ中
いつしか不健康の温床になっている沖縄は
なぜ生活習慣病が蔓延してしまったのか?
話は冒頭からヒートアップしていきました。
一時期アメリカの統治下にあった沖縄は
食事内容が全国に先駆けて欧米化。
かつてイモ類、海藻類、野菜を摂っていたが
肉中心の生活に。
急速に進んだ欧米化の生活は代々引き継がれ
いつしか、あたりまえのものに。
栄養の基盤として身体、心理、個体差、生活背景は大事であると
過去のセミナーでも常々取り上げてきましたが、
この食生活の変化が、沖縄の疾病率・死亡率に大きく関わっていることが
データでも証明されている事がわかりました。
では、これを改善するには?
それは、健康長寿を支えてきたおじいちゃん、おばあちゃんを見習うこと。
「沖縄の環境に合った野菜が、沖縄で育つ」
と言われるくらい、沖縄の野菜は栄養豊富であるとのこと。
そして何よりも「よく笑うこと」。
心身共に整っていることが、健康にも繋がる事を証明してくれています。
おじいちゃん、おばあちゃんはまさしく沖縄の宝です。
今回は約20名の方が講習会に参加されました。
中には、上原さんのお話に頷きながら聞き入る方も見られ
スライドに映し出されるデータに
皆さん真剣な眼差しを向けていました。
今回で今年最後のセミナーとなりましたが、
食と栄養セミナーを開始して1年が経過し
ここまで続けられたのは、講師の上原成未さん、そしてセミナーに来て下さる皆さんのおかげです。
本当にありがとうございました。
来年も是非、O-projectの食と栄養セミナーにご参加頂ければと思います。
何卒宜しくお願い致します。
2020年1月は
「心身医療における食と栄養」
をテーマにお話しして頂きます。
次回もお楽しみに!